プレッシャーをかける患者さん

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プレッシャーをかける患者さん

外来で採血するときにプレッシャーをすごくかける患者さんがいます。採血準備をしている間にもずっと嫌なプレッシャーをかけてくるのです。「若いけど大丈夫?」「失敗しないよね。」「ほんと大丈夫?」「ほんとに?ほんとに痛くしないでね。」「変わってもらったほうがいいんじゃない?」不安はとってもよくわかるのですが、あまり言われすぎると精神的圧力となり失敗する確率上がるような気がしてきます。患者さんと看護師の信頼関係がだいじなのですが、初対面で看護師を信頼しろといっても無理な話です。

 

そういう時はなるべく採血とは関係ない話をするようにします。「今日は天気がいいですよね。」「調子が悪そうですがどんな感じですか?」などと話をそらしていきます。そうすると意外と話にのってくる患者さんは多いのです。その隙に「さあ、いきますよ。」っと声をかけてサクッと針を入れてしまいます。不安の強すぎる患者さんには効果的なのです。それでもダメな患者さんもいます。経験年数で判断する患者さんです。採血するときに「何年目?えっ?10年目以上の看護師にして。」のように言われる患者さん。看護師の人数も足りない中で業務をまわしている現場で10年目以上の看護師に来てもらうなんてできないのです。内心は本当に腹がたつのですが、そこはプロですので上手くかわすしかありません。

 

他の看護師を手配しているふりをしていったん席で待っていてもらいます。そして次の患者さんの採血をこなしていきます。先ほど10年目以上の看護師を待っている患者さんはそれを見ています。そしてタイミングをみて「お待たせして、ごめんなさいね。10年目以上の看護師さん遅いですね。よろしければ私じゃだめですか?」と声をかけてみます。そうすると、今まで待合で仕事をみていた患者さんは「じゃあ。やってもらうか。」とちょっと照れくさそうに、腕を差し出してきます。にっこり営業スマイルで、そして内心はガッツポーズで採血をさせていただきます。看護師は初対面の患者さんに信頼してもらう為にはいろいろ試行錯誤して仕事をしています。
看護師10